ニームとアヴィニョンの間にあり、ガルドン川(Gardon)にかけられた巨大な石の水道橋がある。
ローマ時代にユゼス近くのユールの泉から、ニームに飲料水を送るためにこの川を越えて水を運ぶために作られたようです。
橋は高さが48m、全長275mという巨大なもので、最大6トンもある巨大な石を積み上げて作られています。
導水路の全長はなんと50kmにもおよぶそうで、ローマ人の建築技術には驚かされます。
ニームとユゼスの高度差は17mしかなく、1kmにわずか34cmという微妙な勾配がつけられ水が流れる仕組みになっているとか・・・・
世界遺産になってから駐車場やミュージアムも完備され、レストランや土産物店も完備されています。
マルチメディアで古代ローマの歴史を学べるミュージアムがあるところ
私たちが初めてこの橋を見た時は世界遺産にも登録されていないころで、橋のすぐ間際まで車で行け、車も5台ほどしか止めるスペースがなかったです。突然現れた巨大な石の橋に体全体がガーンときた感じがありました。こんなに整備されてしまうと あの時私たちが体験した野性味あふれた感動は今訪れる人には与えないのだろうな~と思います。